ADSL快適活用大全
関連機器
ここでは、ADSLにおける機器についての、詳しい解説を行っていきます。ADSLを利用するために欠かせない重要なものになります。
ADSLにおけるその問題点として挙げられるものに、通信速度における問題点が挙げられるでしょう。ADSLにおける加入者線路は、音声などといった低周波伝送を満たすために、シールドなしのツイストペアケーブルを使用しています。そしてそのケーブルを高周波伝送に転用するといった形で利用しているために、その伝送特性は保障されてはいません。そうしたことからも、安定性や速度といったことは、環境や設置条件によって大きく影響が出てしまい、100%の通信品質を保証することは非常に難しいと言えます。この条件が非常に悪い場合は、速度低下のみでなく、繋がらないような事態に陥る可能性も否定はできません。
ADSLにおける問題点としては、地域による格差も大きな問題となっています。ADSLのようなブロードバンドは基礎的電気通信役務としては定められておらず、法的に全域への提供は義務づけられてはいません。そのため、地域によってはサービスが利用できない場合もあったり、場合によっては利用できたとしても料金的な格差ができてしまうことも問題視されています。対応しているインターネットサービスプロバイダも地域による利用条件の格差が生じており、この点も問題であると言えるでしょう。
ADSLの問題点には、ISDNからの切り替えの際の問題も挙げられるでしょう。日本方式のISDNはADSLと多重化して利用することが不可能であり、そのため、ISDNからアナログ固定電話に切り替える必要が生じます。このような場合、インターネットは確かに速度の向上が見込めますが、音声通話の面においてサービス低下がおきうる可能性があるといえます。アナログ固定電話に比してISDNは、付加サービスが高機能であるため、そうした面での問題点が指摘されているのです。